ごきげんよう! 美肌研究家の白河三來です。これからエイジング対策にもなるスキンケアの方法についてご紹介していきたいと思います。4回目の今回は美しい肌を作るための正しい洗顔の方法についてお届けしたいと思います。
まず、洗顔の際、注意すべきことは次の3点です。
- 「汚れはきちんと落とすこと」
汚れが残っていると毛穴開きやニキビの原因になります。 - 「皮脂を落としすぎないこと」
皮脂を落としすぎると乾燥肌の原因になり、シワも作ります。 - 「摩擦しないこと」
洗顔時の摩擦はシミの原因になります。また、30代以降のターンオーバー周期が長くなったお肌には肌荒れを起こします。自宅でスクラブやピーリングしてもいいのは20代までと覚えておきましょう。
それでは、具体的な注意点を見ていきましょう。
1. 洗顔前の準備
誰もが見落としがちなのが、洗顔前の準備です。これをすることで毛穴につまった汚れが落ち、肌の透明感に格段の違いが出てきます。
- 濃いメイクはクレンジングしておく。
- 手を石けんでよく洗い、洗顔料はお顔の汚れだけに反応するようにしておく。
- 蒸しタオルで1分間顔をおおって、毛穴を開かせ、汚れが落ちやすくする。
2. 洗顔料の選びかた
皮脂を落としすぎないマイルドなものを選ぶことが大切です。
- オイル・クレンジングやジェル・クレンジングで洗顔を兼ねているタイプの洗顔料は界面活性剤が強力なのものが多いので、避けたほうがよい。
- 弱酸性の洗顔料を避ける。
弱アルカリ性の洗顔料を使うと肌のセンサーが皮脂分泌をうながし、肌が弱酸性に保たれるが、はじめから弱酸性の洗顔料を使ってしまうと、肌は皮脂分泌を怠けるようになり、乾燥肌の原因に。
3. 泡の作りかた
洗顔料はネットを濡らして洗顔料をつけ、角が立つくらいまでよく泡立て、テニスボール1個分くらいの泡を作ります。摩擦を避けるためしっかりした泡を作ります。
4. 汚れの落としかた
毛穴や皮脂汚れの気になるところから泡を置いていき、お肌の上に泡を転がすようにして洗いましょう。毎日指でこするとその通りにシミができてしまうので、絶対に手で直接こすらないように。小鼻の際は薬指でそっとなでるように。
5. 水の温度
水の温度は肌のタイプや気温によって変えます。脂性肌の方は高め、乾燥肌の方は低めの温度で洗います。冬だからといって温かいお湯で洗うと皮脂が落ち過ぎて乾燥を招いてしまうので要注意! 体温より低めのぬるま湯を両手にたっぷりと溜め、部分ごとに水のかたまりを押し当てるようにして流していきます。
6. すすぐ回数
几帳面な方はすすぎ過ぎて乾燥を招いてしまうことがあります。すすぐ回数は10〜15回。これも、乾燥肌の方は少なめに、脂性肌の方は多めにすすぎます。両手に溜めたぬるま湯でゆっくりと右眼 ⇒ 右頬 ⇒ 左眼 ⇒ 左頬 ⇒ 額 ⇒ 鼻 ⇒ あごとブロックごとに流していきます。目の周りのくぼみや小鼻の脇、生え際、フェイスラインには泡が残りやすいので、最後に鏡を見ながら指先を使って流していきます。この分は流すカウントに入れません。
7. 拭きかた
清潔なタオル、またはペーパータオルをそっと押し当てるように水分を取ります。このときも摩擦は厳禁ですので、お肌を慈しむように、やさしく水分を拭ってくださいね。