こんにちは。美養フードクリエイターの岩田麻奈未です。
腸内フローラに注目し、食べてキレイになれる食スタイルを提案しています。
夏が終わり過ごしやすい季節になると気になるのが乾燥ですよね。そこで今回は、保湿力を高めてお肌の乾燥を内側からケアする食べ物を5つご紹介したいと思います。
乾燥肌を内側からケアする食べ物5つ
- みかん
みかんの色素成分「β-クリプトキサンチン」は、体内で必要に応じてビタミンAに変換され、お肌のターンオーバーを促し、角質層を丈夫にしてお肌の保湿力を高める働きがあることがわかっています。その効果は、β-カロテンより強く、温州みかんであれば、1日1個で充分な量のβ-クリプトキサンチンが摂れるそうですよ。 - サーモン
サーモンの赤色色素「アスタキサンチン」は、強い抗酸化力があるだけでなく、お肌の水分量を増やし、皮脂の減少を抑える働きがあることがわかっています。また、お魚の油DHAやEPAには、アレルギーを予防する働きもありますから、乾燥による痒みや湿疹が気になる方にもおすすめです。 アスタキサンチンは、サーモンのなかでも赤色の強い紅鮭に一番多く含まれています。 - トマト
美肌成分でお馴染みの「リコピン」。リコピンにも、お肌の水分量を増加させる働きがあります。また、コラーゲンの生成を促す働きもありますから、潤いとハリ、どちらもサポートする食べものです。リコピンは、加熱・粉砕したほうが身体に吸収されやすいので、トマトジュースで摂ると良いですね。 - 納豆
体内でエストロゲンと同じような働きをする大豆イソフラボン。エストロゲンには、ヒアルロン酸の生成を促す働きがあります。それだけでなく、大豆タンパク質にも、ヒアルロン酸の生成を促す働きがあるため、大豆はお肌の潤いに欠かせない食べものです。さらに、納豆のネバネバ成分のひとつ「ポリグルタミン酸」には、ミネラルの吸収を高める働きがあります。ミネラルの中でも、カルシウムはお肌との関係が強く、角質細胞同士の結びつきを強くして、お肌のバリア機能を高めて水分の蒸発を防ぐ働きがあります。カルシウムが豊富でかつ吸収を促す成分が含まれた納豆は、乾燥肌対策にもなる食べ物です。 - マカダミアナッツオイル
一般的な植物油のなかでは、唯一「パルミトレイン酸」が含まれているのがマカダミアナッツオイルです。パルミトレイン酸は、血液と血管の健康を保つ働きがあり、血流をスムーズにしてお肌の細胞までしっかりと酸素と栄養を届ける手助けとなります。また、皮脂にも多く含まれる成分で、食べることで皮脂分泌を促す効果も期待されています。マカダミアナッツをそのまま食べても良いのですが、オイルであれば成分が濃縮されているため、1日小さじ1杯程度をサプリメント的に摂るのも良いですね。
乾燥が気になるこれからの季節、外側からのケアに加え、内側からの保湿も充実させてお肌の潤いを守りたいですね。