夏を美しく乗り切る! 夏バテ防止の食事法

美養フードクリエーター

岩田麻奈未

こんにちは! 美養フードクリエイターの岩田麻奈未です。夏も本番。早くも夏バテの症状にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。せっかくの夏休み、元気に楽しみたいですよね。

そこで今回は、夏を元気に乗り切るための夏バテ防止の食事法についてお話ししたいと思います。

夏はスタミナ! は間違い!?

夏バテ予防には、スタミナ! 焼肉! カレー! というイメージがありますが、実は逆効果。暑さで疲れた胃腸に、焼肉やカレーは、脂や辛味の刺激が強すぎてしまいます。そのため、却って胃もたれや消化不良による膨満感などを引き起こす原因になってしまいます。

お肉を食べるのであれば、脂身の少ない牛赤身や鶏モモ肉などを、塩やおろしポン酢で食べましょう。

香辛料の中には、胃腸の働きを活発にするものがあります。ですから、香辛料自体は胃腸によい働きをするのですが、辛いものを食べ慣れていないのであれば、夏だからといって無理に辛いものを食べるのは控えましょう。

サッパリもほどほどに

夏バテだからと、サッパリとしたお素麺のようなものばかり食べているのもNG。夏は、暑さで体力を消耗する季節ですから、栄養バランスにも気をつけなくてはいけません。お肉は脂身が気になりますから、卵や魚、ヨーグルトなどでタンパク質を摂るといいですね。

また、疲労の原因のひとつに活性酸素があります。活性酸素によって細胞がダメージを受けると、本来の働きができなくなってしまうため、エネルギーがスムーズに生み出せずに夏バテを引き起こす原因になります。夏は、紫外線が強く体内に活性酸素が発生しやすい季節ですから、野菜や果物などの抗酸化力の強い食べものも欠かさず食べましょう。

ミネラル不足にも注意!

汗の出る量が増える夏は、体内のミネラルバランスが崩れがちです。汗と一緒にカリウムが流れ出てしまうことも夏バテの原因のひとつなのだそうです。喉が渇いてから水を飲むのではなく、こまめに水を飲む習慣をつけ、アボカドやモロヘイヤ、バナナなどカリウムの豊富な野菜、果物も毎日食べたいですね。

このほか、メカブやモズクなどの海藻もおすすめです。ツルンとした冷たいのど越しが、夏バテしているときでも食べやすいだけでなく、海藻はミネラルの宝庫です。海藻のミネラルバランスは人体のミネラルバランスととてもよく似ているため、体内への吸収がよいと言われています。

夏バテで夏休みを楽しめなかった、なんてことにならないように、日々の食生活に気をつけて元気に夏を過ごしたいですね。

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